英語リスニングの悩み
「英語が聞き取れない」 「教科書リスニング英単語を聞こえたはずなのに、ネイティブの英語を全く聞き取れない」 「海外ドラマになると英語が早くて全く聞き取ない」
「ネイティブとの会話は、スピードが早くてついていけない」
英語のリスニング勉強お悩みを持っていませんか?
このような英語お悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
学生時代に英単語や英文法の英語学習はしてきたが、英語の聞き取りには苦労している。
リスニング学習法が分からないという方が多いかもしれません。
特に日本人にとって、英語学習の中でも、英語のリスニング学習が一つの大きな障害となっています。
英語指導プロが教える英語リスニング
英語のリスニング力を向上させるためには、英語が聞き取れない伸び悩みの原因を解明し、
正しいまた自分のレベルに見合った効果的な英語勉強法を取り入れる必要があります。
このブログでは、2,500名の英語力を伸ばした英語指導プロSAORIが、英語のリスニングが聞き取れない原因から、効果的なリスニング聞き取りアップ学習法を、以下の流れでご紹介していきます。
ぜひ、確実に英語力を上げるために、後半は具体的な学習アドバイスも含まれていますので、最後までしっかりと読んでくださいね!
目次
はじめに
一部のお薦め勉強法では、英語を聞き流しているだけでも英文が聞きとれるようになると、
紹介されているのに、なぜ多くの日本人が英語を聞き取れずに、リスニングに苦労しているのでしょうか?
つまり、間違った学習法や自分のレベルに合わない英語学習をしていても、決して英語を聞き取れるようにはならないのです。

その原因を理解するために、なぜ英語の音を聞き取れないのか、意味を理解できないのか?
まずは、その理由からみてみましょう。
日本人が英語のリスニング聞き取れない理由?
英語のリスニングが難しく感じる、英語の発音を聞き取れない理由は多岐に渡りますが、
その中でも特に日本人が難しく感じる原因3点についてみてみましょう。
自分に合った英語のリスニング勉強法を知るためにも、なぜ英語の音が聞き取れないのかを知ることが重要です。
まずは、英語と日本語の違いから。

1)日本語との違い:英語の音リズムやアクセントの違い
日本人が英語のリスニングを難しく感じる理由の一つは、日本語と英語の音のリズムの違いです。
日本語は、比較的均一な音の長さで話される特徴であり、日本語は一文字を同じ長さで発音するため、単語の音の強弱(アクセント)があまりはっきりとしていません。
一方、英語の音は強弱(アクセント)やリズムが豊かで、単語やフレーズごとに強さが異なります。
そのため、英語を聞き取れるようになるためには、正確なアクセントやリズムに慣れる必要があります。
理解を深めるために、具体的な違いを確認してみましょう。
具体的な違いを確認
日本語で「ありがとう」と発音をすると、各音節の長さがほぼ同じ、音の強弱も均一です。
しかし、英語の”Thank you.” は、サンキューと全ての音が均一ではなく、
最初の(サン)という音にアクセントがおかれ強く発音されます。
日本語とは異なる英語の音リズムを持っています。
さらに、

"REcord"(レコード:名詞)と "reCORD"(録音する:動詞)は、強弱アクセントの位置が異なります。
"She's a STUDent."(彼女は学生です)と "Is she a stuDENT?"(彼女は学生ですか?)では、強調する単語の発音部分が変わります。
日本で育った私達は、日本語のリズムが体に染みこんでいるため、上記のような英語のリズムがすんなりと聞こえてきません。
これが、日本人が英語の音を聞いた時に混乱し、英語を聞き取れていない最大の原因の一つといえるでしょう。
さらに、他の要因についても詳しくみてみましょう。
2)日本語と英語発音の違い
日本人が英語を聞き取れず苦労する理由のもう1つは、日本語と英語の発音の違いです。
日本語と英語は音韻体系が異なるため、英語の音を英単語を正確に聞き取ることが難しいのです。
具体的な違いを見てみましょう。
日本語と英語発音具体的な違い
A) 連結(リエゾン)
日本語は一文字ずつ発音されることが多く、各音節が比較的明確に区切られています。そのため、単語間の音の連結はほとんど行われません。つまり、単語ごとに明確に音が聞こえるため聞き取りやすいのです。
英語の音は、音の連結が頻繁におこなわれるため、単語が流れるように発音され、日本人は音声を聞いても、英語を聞きとれないことがあるのです。
例えば、
・an appleが「anappleのように、"n" と” a"音が連結され アナッポッと聞こえます。
・Can I → [kæn a ɪ]:"can" の "n" と "I" の "I" が連結されて、「キャナイ」のように聞こえることがあります。
これらが聞いた英語が聞き取れず、英語リスニングに苦労する原因になるのです。
B) 母音の発音:
英語は母音の発音のバリエーションが豊富で、その発音は日本語にはないものも多く含まれます。そのため、日本人には聞き取れない音が存在するのです。
たとえば、日本語では「イ」という音で聞こえても、英語には「ship」と「sheep」のように、微妙な発音の違いが存在します。
これらの音の違いが存在するため、英語を聞き取れない原因となり、英語のリスニング力上達の妨げとなっているのです。
日本語と英語の発音の違いは、他にもルールの違いがありますので、詳しくは別のブログでご紹介します。
これまでは、日本語と英語の音の違いを中心に、リスニングが聞き取れない理由をみてきました。
次は、少し違った観点から確認していきましょう。
3)英語のリスニングを聞き取る量の不足
リスニングインプット量の少なさ
日本に住んでいて、リスニング力が上達しない根本的な原因の3つ目は、
日常的に英語を聞く機会や絶対的な量が少ないことといえるでしょう。
つまり、耳が英語の音に慣れていないため、英語の音が聞き取れないのです。
日本にいながら英語リスニング力を伸ばすためには、英語の音を沢山聞く、十分なリスニングのインプット力を確保することが不可欠です。
学生時代は英単語を覚え、英文法の学習に時間を費やしてきたかもしれません。しかし、英文法等の学習と比較して、英語学習の中で、リスニングに費やした時間は半分程度になるのではないでしょうか?
また、日本に住んでいると日常生活で英語を使わない状況を考えても、圧倒的に英語の音声を聞く、英語リスニング学習量が足りていないため、リスニングが上達しないと断言ができます。
リスニング量確保と習慣化
また、英語のリスニングを上達させるには、英語を沢山聞くことに加え、継続力も求められます。
まず、英語学習の日課にリスニングを組み込み「習慣化する方法」を考えてみましょう。
長い時間でなくても、1日15分〜30分の短い時間でも毎日継続して英語の音声を聞き取り続ければ、確実に英語力を伸ばすことができます。
通勤時間などのスキマ時間を活用してリスニングの学習時間を確保することもお薦めです。
忙しい方で、「どのように英語勉強を確保すればいいのか?」「そんなに時間がないよ〜」そう思っている方はぜひ以前のブログ「忙しい人向けのの英語学習時間活用法ー効率的な英語学習法」を参考にしてください。
これまでは、「なぜ英語を聞いて、単語の聞き取りができないのか」、その原因についてお話してきました。
そこで、次は英語のリスニングが聞き取れないを克服できる
リスニング具体的な勉強法について見ていきましょう。
リスニング力UPするリスニング勉強法
リスニング力を伸ばすための、英語勉強法は多数存在します。
ここでは、特に日本にいながら、確実にリスニング力を高めたい日本人にとって効果が高いとされるリスニング勉強の1つをご紹介します。
また上記で述べた「3つの英語を聞き取れない理由」を解決してくれる学習法です。
1) 最強英語リスニング勉強法:ディクテーション
ここでご紹介するのは、英語のリスニング力を伸ばすために、非常に効果的な英語勉強法の『ディクテーション(英語の音の書き取り)』です。
ここ数年は、英語勉強法やコーチング業界で、シャドーイング等の勉強法はよく取り上げられていますが、英語のリスニングの学習の1つである、ディクーションを知らない方もいるかもしれません。
私のリスリング力を上げてくれた原点

実は、私自身リスニングの勉強法の中でもディクテーションに相当の時間を費やしました。
ネイティブの英語を聞き取れるようになりたいと思っていましたが、最初は、カタカナ的に英単語を聞き取っていたため、英語の音が思うように聞き取れませんでした。
しかし、リスニング力を上達させるために、「英語の書き取り」を自分の学習にも取り入れはじめると、英語の音声を聞いて単に聞き流していた時に比べ、格段と知らない単語も減り、英語の音を聞き取れるようになる、さらに英語の正しい音を理解するようになり、発音も向上しました。
ディクテーションの効果
ディクテーション学習法を通じて、上記で述べた日本人が苦手とする「英語の発音」に慣れる、また英語の聞き取れない音を聞き取れるようになる訓練をすることができます。
また、ディクテーションの練習の一環では、何度も何度も英語を聞き取る必要があるため、英語のリスニングの練習不足まで解決することができる英語勉強法です。
まずは、具体的にディクテーションとは何か、どのようにリスニングの学習法として取り入れると英語のリスニングが伸びるのかその効果を見てみましょう。
2) リスニング勉強法ディクテーションとは何か?
英語の音声を流し、聞き取れた英語の音声を書き取るトレーニング。
「聞こえた通りに正確に文字起こしをする」リスニングの勉強法の中でも、リスニング精聴トレーニングとも言われています。
聞こえた英単語のみではなく、知らない単語を聞き取れた通りにでいいので書き取ります。
さて、次に具体的にディクテーションの目的と効果についてお話していきます。
3) ディクテーションの目的&効果は?
ディクテーションの一番の目的は、英語の音の聞き取れない理由と弱点の具体化をすることです。
実際の英単語、英語の音を聞いて、単語書き取ることで、
自分が聞こえた音と、実際の英語の発音の違いを認識するのです。
また、英語を聞き流しているだけの学習法とは異なり、聞こえなかった知らない単語をしっかりと確認することができるため、リスニングの上達はもちろん、英語力の向上にも繋がる英語学習です。
一番重要な点はコレ
リスニング力を伸ばすためには、聞きとれたつもりにならないことが大変重要です。
特に英語が現在中級レベルの方は、自分のリスニング力を正確に把握することが、
英語リスニング力を上達させる鍵になります。自分のリスニング力を正確に把握していなければ、自分に合った勉強法も見つけることができません。
ディクテーション勉強法では、聞きとれなかった英語の音を認識することができ、実際の単語の英語の音声や発音も学べます。
さらに細かく何度も聞き直すことで、英語の音の連結など具体的に確認できます。
このような地道な勉強法が、リスニング力を飛躍的に上げてくれるのです。
では、次は具体的な勉強法やり方を説明を見ていきましょう。
4)ディクテーションの効果的な学習方法とは?
リスニング力を上げるための、勉強法ディクテーションを活用して、どのように勉強をするのか具体的な英語学習法を見てみましょう。
(学習の流れ)
英語のリスニング教材を準備し、全体を通して英語の音声を1−2回聞き取ってみましょう。英語の単語を聞き取るだけでなく、最初は、内容や英文の意味を理解することに意識を向けましょう。
書き取りスタート:1−2文ごとに聞こえた単語を一時停止しながら、聞き取れた通りにノートに書き取っていきましょう。 この時は単語を聞き取ることに意識をし、例え知らない単語や、聞こえなかった音はカナカナでもいいので書き取りましょう。
→ パズルを埋めるイメージで、何度も何度も英語を聞きましょう。 → このプロセスでは、聞き取れなかった単語をはっきりさせることが重要です。
3.聞き取れない理由をしっかりと確認し分析する
なぜ英語の音を聞き取れなかったのか、その分析を必ずしましょう。
主に英語が聞き取れなかった原因は主に以下の理由によるものでしょう。
リスニング力弱点原因分析の方法
A) 英語の音を認識できず聞き取れていなかった
B) 英語の音声変化(連結など)の理由で英単語を聞き取れていなかった
C) そもそも英単語を知らなかった
D) 1語1語の単語は書き取ったが、聞いた英文意味を理解できなかった
上記2点A)とB)の英語が聞き取れない理由は、主に英語の音声や音理解の部分の原因で、英語の聞き取りができなかったことが分かります。
逆にC)と D)は、直接的にリスニング力が原因ではなく、その根源の要因がある可能性があります。
C)に関しては、英単語の知識不足ではないのかと推測が出来ます。

リスニングにおける意味理解の欠如
逆にD)のように単語は何度か音声を聞いた後に聞き取れたが、英文の意味がはっきりと理解できず内容が分からなかった場合。もしくは、英文の後半部分がほとんど理解できないという状態です。
原因とは
これらの原因として考えられるのは、以下の2点があります。
英文法の知識が不足もしくは、定着していない。
音声スピードに英文を処理するスピードが追いついていない(=読解力の欠如 実は、意味理解の部分が原因で、英語の音を聞き取れていない場合、英語の聞き取り能力、つまりリスニング力が問題というわけでなく、英文の意味を理解する読解理解力、もしくは英文法や英単語を理解していないためと分析することができます。 もし自分の英語リスニング力の弱点がはっきりと分かれば、その部分を補充する英文法や英単語を強化する等の自分に合った学習を取り入れることができます。
5) ディクテーション学習の注意点:英語教材
最後にディクテーション英語学習をスタートするに当たり、リスニング力を上げるために注意して頂きたい点をお伝えします。
ディクテーション教材題材選びの注意
英語リスニングの音声原稿があるものを絶対に選ぶ (理由)聞き流し学習との違いの1つ。聞き取った英語音声と単語を確認する必要があるため.
使用教材は、会話形式か、短めなものを選ぶのがお薦め。 (理由)長いと時間がかかり過ぎ、継続ができなくなるため
リスニング英文の難易度は、英文法や英単語が理解できそうな、英文を自分の実力で理解できるもの。 もしくは、自分のレベルよりも易しいものからはじめる方が継続がしやすい。読解で英文を理解できるレベルのもの。 (理由)上記ので述べた通り、リスニング力を上げる目的のため、英文を理解できないと英語の聞き取り練習にならないため。

まとめ
英語のリスニングが上達するための英語リスニング勉強法についてお話ししてきました。
リスニング上達のためには、適切な英語学習と毎日の習慣づけ、継続リスニング学習が鍵となります
上記の方法を活用して、継続的に英語のリスニングに取り組むことで、確実にリスニング力が上達します。
ぜひ今日から学習に取り入れてみてください。

英語学習のお悩みプランニングは
もし英語学習に関して、以下のお悩みをお持ちでしたら、カウンセリング指導実績2,500名
日本人英語学習者向け英語プロコーチSAORIの無料コンサルティングをご利用ください。
英語弱点が分からない。
どうすれば英語が話せてリスニングが聞けるようになるのか?
毎日効果的な学習をするためには何をすれば良いか。
自分に合った効果的な学習プランや教材を教えて欲しい
THE SAORI EDWARDSの英語コーチングの無料コンサルティングは
コチラからご利用いただけます。
↓
Comments